September 24, 2011

残響祭 7th ANNIVERSARY
@ Shibuya O-EAST / duo music exchange


 前日まで、気が向いたら行こうかな、程度だったところ、リアルに人工衛星が落ちてくるというニュースを聞いて即断。そんな日にピープルを聴かないでどうするんだ。
 2008年の924を見逃した過ちを繰り返さないためにも。

 体が弱っていたので観たのはピープルと3組だけ。以下順に。

■SCANDAL
 ピープルの場所取りのつもりで二組前から入ったら「THE ガールズロック」が眼前に。生演奏だけど別の平面での出来事のような距離感。プリンセスプリンセスとかホワイトベリーとか、いつの世代も一定の需要がある型の人達。という安定感もあった。

■Takeshi Nishimoto [I'm not a gun](from GE)
 ギターソロ。音に導かれるように弾いていて、聴いているこちらも自然と惹き込まれる。不協和音の不自然さが心地良く聴こえる辺り、残響ぽい。名前格好いいな。

■People In The Box
 会場で新譜買って、歌詞カード読んで臨んだ。
 客のテンションがワンマンより高いからか、更に熱をはらんでいてとても良かった!
0. ベルリン(リハーサル)
 人工衛星来るか、と早まって期待したけどそこまで行かず。
 波多野さん「リハだから、そんなに見ないで。見なかったことにしてくれ」
1. 市民
 昨年秋の野音(一曲目に「旧市街」)の衝撃を思い出した。やっぱり最初から勝負賭けてくる。そして第一声で《衛星墜ちて》! 来た来た来た。歌詞カードを入手して初めて聴いた今日はまた違ったぞくぞく感がある。受容の変化面白い。
2. 旧市街
 最初サイトで発表された時の「生演奏できるのか?」というくだらない杞憂に反して、聴く度に良くなってる。今回ものすごく完成度高かった。《軌道を外れた人工衛星の物憂い視線》!
3. レテビーチ
 楽しくなる魔法かかってる。周りみんなゆらゆら揺れていて心地良かった。
4. 笛吹き男
 胸が苦しくなる上に思考回路がぐちゃぐちゃになるような、激しい感情が押し込まれた詞。まだまだ消化できていないけれど、それでも目の前で演奏されると泣きそうだった。これからきっとものすごく好きになる。
5. 夜の人々
 劇場編のアコースティックで再発見された魅力が大きくて、エレクトリックは普通に思えてしまった。ベースちゃんと見たかったのだが福井さん死角……。ダイゴマンの手元見て、よく聴いていたら、やっぱり好きな音で安心した。
6. 天使の胃袋
 いつもどこかしら不安定で、でもレベル高過ぎる演奏が些細な瑕疵は軽く吹っ飛ばしてしまう。今回もそんな。

 (帰宅して『Lovely Taboos』聴いてる。歌詞が一段と深化していてまだまだ追い切れない。新譜出る度に思っているけれど、今回は輪をかけてどこまで好きになるのか全く底が見えない、恐ろしいポテンシャル持った盤。一言で言えば、本当最高です。)

■cinema staff
 初見。「シネマスタッフ」って軟体動物みたいな響きに反して、いかにも残響な激しいパフォーマンスにびっくり。ピープルと9mm辺りを掛け合わせたらこうなる?
 duoのトリで、アンコールがひっちゃかめっちゃかな大騒ぎ。物珍しくて最後まで見てしまった。

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Maira Gall